ビックリ!淹れ方を変えたら日本茶が5倍おいしくなった
先日の法事でお茶を出した時、茶葉の量が少なくて失敗をしてしまいました。自分でがっかりしたので正しいお茶の淹れ方を調べて、試してみたら・・・同じお茶なのに普段の5倍(自分の感覚)おいしくなった・・・!?
日本茶をおいしく入れるコツを知りたい!
私は日本茶を入れる時、薄めに入れてしまうようです。
渋みのない日本茶は物足りない!・・・とは思うものの、渋すぎるのは苦手なので無意識に茶葉を減らしているような気がします。
貧乏性なもので茶葉をケチってしまうのも理由だとはわかっていますが、茶葉をたっぷり使う勇気がなかなか出ません。
法事での失敗
普段なら自分好みのお茶の薄さにしても問題はありません。
「おいしい日本茶しか飲みたくない」という父も、特に文句は言ってきません。
問題はお客さんが来た時です。
法事の時にお茶の淹れ方を失敗しました・・・
「普段より茶葉は多めで・・・」と思っていたのだけど、それに対するお湯の量が多くて、結局薄めのお茶になってしまいました(T_T)
茶葉の量とお湯の量
おいしい日本茶を入れるコツは、おいしい茶葉を使うこと!というのはもちろんですが、茶葉とお湯の量も重要と思います。
私の場合は茶葉の量に対して、お湯の量が多すぎたのが失敗の原因。
ネットで「日本茶の入れ方」を調べてみましたが、サイトによって微妙に量が違うんですよね。私が見た3サイトを表にまとめてみると・・・
人数/茶葉の量 | お湯の温度 | お湯の量 | 蒸らす時間 |
2人分/4g | 80℃ | 200ml | 30秒 |
2〜3人分/5〜6g | 70〜80℃ | 180ml | 1分 |
1人分/2〜3g | 70℃ | 100ml | 1〜2分 |
※人数が違うので、お湯の分量にも注意。
びっみょーに、分量違うんですよね!しかもお湯の温度も違うという。
3サイトを見比べてみて、間を取って・・・
1人分/2gで、お湯の量は100ml・・・ぐらいにしてみたら妥当でしょうか。
緑茶に適したお湯の温度
お湯の温度は80℃が最適です!
と言われても、どうにもピンと来ません。だってわざわざお湯の温度を計ったりしないよね??そもそも我が家には料理用の温度計なんてないよ。
見た目としては「湯気が横揺れして上がる」くらいのお湯。わかったような、やっぱりわからないような・・・
理想としては実際にお湯の温度を計って、お湯の湧き具合とかで見極めるのがいいのかなと思います。でも家には料理用の温度計はないんだってばぁ!
使う緑茶の種類によっても、理想のお湯の温度は違うようです。
お客さん向きの上等な緑茶の場合、お湯の温度は80℃。
家庭使いの一般的な緑茶には90〜100℃が適温だそうです。
上級煎茶は渋みを押さえて、うまみを引き出すために低温。普通煎茶は香りと適度な渋みを引き出すために、ちょっと高めの温度にするんですって。
う〜ん、温度まで考えだすと、難易度が上がってきますね・・・
お湯は一度湯のみに入れる
上級煎茶を入れる場合、80℃が理想のお湯の温度だと言います。
しかし80℃のお湯を、直接急須に入れないんだって!
お湯は一度湯のみに移します。湯のみに移すことで湯を冷ますだけでなく、湯のみを温める効果もあります。
ついでに必要なお湯の量も量ることができるので、一石三鳥という感じですね!
よし、実践してみよう
茶葉の量、お湯の量と温度・・・おいしい緑茶を入れるコツがわかりましたぞ。
お湯の温度は温度計がないからきちんと計れないけど、茶葉の量とお湯の量はきちんとやってみようと思います。
自宅で、普段使いの急須を使うことで、普段からおいしいお茶を淹れれるようになるのが目標です。なので普段使いの、使い込まれた急須です・・・お恥ずかしい・・・
リスさんが乗っています。この急須、かれこれ20年くらい使っているような気がする・・・
普段使いの急須ですが、お客さんに出したお茶を失敗したのが悔しいので、湯のみはお客さん用を使用します。
まずは湯のみに入る湯の量を確認してみます。
赤ラインで書いた部分くらいが、この湯のみでの適量かと思います。
計量カップに移し替えたら、きっかり100mlでした。わかりやすい!
では100mlの水を急須に入れると・・・
急須全体の1/4くらいといったところでしょうか。100mlって結構少ないですね・・・(普段はマグカップでがぶ飲み)
さて、お湯を入れる量の目安がわかりました。次は茶葉ですね。
茶葉2gは、ティースプーン1杯が目安と見ました。
私が愛用しているプラスチックスプーンですが、体感的に一般的なティースプーンより大きいです。
なので1杯より少し少なめにして・・・
こんな感じかな?
(しっかり乗っているように見えるけど、山盛りにはしていません)
ばっちり2gでした。
・・・白状してしまうと、普段お茶を入れる時はこの量で300mlのお湯を入れてたんだよね・・・そりゃ薄味なわけだ・・・
今まで淹れていたお茶の薄さの原因があっさり判明したところで、理想的なお湯の量、100mlを急須に注ぎます。
あ・・・!
わかりにくい画像になってしまいましたが、100mlの湯では茶こしが湯に浸っていません・・・!
こういうことがあるから、お茶の淹れ方のコツをまとめたサイトでは2人分で書いてあったりしたのかな。。。
いや、そんなことより、今、この茶葉をどうするんだ?どうする自分・・・?!
湯のみに直接突っ込むことにしました。
これでいいのか・・・?
あ、忘れ物があった!
フタも被せておきましょうね!
・・・何か違うなと思いつつ、モタモタしているうちにあっという間に30秒経過です。
はい、これがきちんと入れた緑茶です!
きちんと・・・入れた・・・かはわからないけど、茶葉と湯の量は気をつけたよ!うんうん!
お客さんに出す時はきちんと茶こしを使うからね!こんな風に細かい茶葉が湯のみに残ったりしないからね!
コツを押さえて淹れた日本茶の味は?
さて、結局ムチャクチャな感じになってしまいましたが、茶葉とお湯の量はそれなりにきちんと計った日本茶が完成しました。
飲んでみました。
え・・・めちゃくちゃおいしい・・・
いつも飲むお茶より5倍くらいうまいんだけど・・・(愕然)
緑茶ならではのしっかりした味をしながら、甘みも感じられます。
「日本茶っておいしいね!」と心から思わされる味わいです。
淹れる時にムチャクチャになっていたにも関わらず、同じ茶葉でこんなにもおいしくなるなんて・・・感激を通り越して、ショックだよ・・・!
二煎目も飲んでみた
緑茶は二煎目もいけるんだよね。せっかくだから試してみよー!
はい、普段使いのキティちゃんのマグカップです。180ml入る、がぶ飲みサイズです。
使った茶葉の量をそのままに、二煎目を淹れてみます。
お茶の色はしっかり出ていますが・・・
薄い!味が薄い!いつも私が飲んでいるお茶の濃度です!
やっぱり茶葉に適したお湯の量というのがありますね。痛感しました。
父にきちんと淹れた緑茶を出してみた
自分で淹れた日本茶がおいしかったので、「おいしいお茶しか飲みたくない」と言う父に、きちんと淹れたお茶を出してみました。
いつも淹れるよりも多めの茶葉で、温度も適温(目測)で。よし、いい感じに淹れれたぞ。
父には特に説明はしていません。さぁ、おいしいと言うがいい!(謎のテンション)
父「今日のお茶っていつものと同じ?」
私「そうだよ(ふふふ、流石に美味しさがわかったか!)」
父「茶葉が多いのか・・・?いつもの方がおいしい」
?!
おいしいお茶しか飲みたくないと言っていた父ですが、どうやら薄めの味の方が好きだったようです。私が先日失敗したと凹んでいた法事の時の薄いお茶も、とてもおいしく思っていたようです・・・
日本茶のおいしい淹れ方や選び方をいろいろ見ていましたが・・・最終的には日本茶の好みは人それぞれということがよくわかりました。
父の感想に納得いかない気持ちになりつつ、これからは自分好みの日本茶の淹れ方を模索していこうと思います。
★この記事の評価★
★★★☆☆