計量スプーン・計量カップの使い方を間違っていませんか?
味付けイコール料理と言って良いほど、料理の中でも味付けは重要なものです。きちんと計量スプーンや計量カップを使って調味料や素材の分量を正しく図ることができないと、正しい味付けはできません。
レシピの書いてある「大さじ3ばい」の本当の意味を知っていますか?
計量の基本知識
計量でよく使われる単位は、L(リットル)、ml(ミリリットル)、cc(シーシー)、g(グラム)の4種類です。
L(リットル)、ml(ミリリットル)、cc(シーシー)は大きさ・体積を表す単位で、g(グラム)は重さを表す単位です。
ml(ミリリットル)とcc(シーシー)は同じ大きさです。
ml(ミリリットル)の1000倍がL(リットル)になります。
これだけは覚えよう!
1ml = 1cc
1000ml = 1L
重さと体積の関係は図るものによって違ってきますので注意が必要です。
ただし水の場合に限っては、1g=1ml=1ccになるので、覚えておくと便利です。
サラダ油の場合、1ml=0.9gになります。
計量スプーンの正しい使い方
大さじと小さじ
計量スプーンには、大さじと小さじがあります。
大さじは15ml、小さじは5mlです。
「大さじの半分が小さじ?」なーんて勘違いしないように気を付けましょう。
中さじとは
金物屋さんやキッチングッズのお店で計量スプーンを買うと、「中さじ」がセットで付いてくる場合があります。
中さじのサイズは決まっておらず、7.5mlだったり、10mlだったりするので使わないようにしたほうが間違いが少なくなります。
覚えておくと安心
中さじは計量にはつかわない。
大さじ一杯、小さじ一杯とは
大さじ一杯とは、大さじの計量スプーンのすり切り一杯のことです。
計量スプーンを横から見たときに、中が溢れている状態では多すぎます。
計量スプーンでこんもりすくった後で、ナイフであふれた部分を落とすとよいでしょう。
計量カップの正しい使い方
1カップでどれくらい?
計量カップ1カップとは、200cc(=200ml)になります。
計量カップによっては、200ccのメモリが表示されているものと、200ccの表示のないものがあります。
表示ない計量カップはカップの上限が200ccになります。
200ccのメモリのある計量カップ
液体を200ml量る時もこぼれないので、計量が一回で済みます。
200ccのメモリのない計量カップ
すりきり200ccの計量カップは、粉モノを計るのに便利です。
計量カップのメモリの合わせ方
計量カップに水を注いだときに、表面張力で水面のラインが2重に見えることがあります。
このときには下のラインとメモリが一緒になるようにします。
少ない水の計り方
4人前のレシピのものを1人前で作る場合には、計量も4分の1にします。
4人まで半カップ(100cc)の水が必要な場合は、1人前で25ccにまりますが、計量カップのメモリが表示されてない場合が多いですね。
そんなときは「水1cc=1g」を利用して、秤を使うときちんと計量することが出来ますよ。
先程の例の場合は25gの水が25ccになります。
ただし、油の場合は1ccで約0.9gになるのでちょっとした計算が必要になります。
計量カップの種類
計量カップの形や素材は様々です。自分の用途や好みにあった計量カップを持つと、料理の効率や仕上がりが良くなるでしょう。
ステンレスの計量カップ
ステンレスの計量カップは、丈夫で洗いやすいのが特徴。キッチングッズとしての基本はバッチリです。横から容量の確認はできませんが、一日3回の食事の用意にガンガン使えます。
正確に計れる計量カップ
正確に計れるステンレス製の計量カップなら、計量カップのセットもあります。料理レシピは意外と「1/2カップ」がありますが、軽量すれば正確です。
これは1/8カップ、1/4カップ、1/3カップ、1/2カップ、1カップがセットの計量カップです。入れ子になるのでキッチンでの収納場所は、それほど気にしなくてもよさそうですね。
透明な計量カップ
自宅で使っている計量カップです。透明な計量カップの素材は、パイレックスのように耐熱ガラスもありますし、プラスチック製もあります。私はよく物を壊してしまうのでガラスの計量カップは使っていません。割れたり欠けた細かいガラス破片が食べ物に入らないように、プラスチック製にしています。
この計量カップの何がいいかって
- 200mlの計量だけど、すりきりでない
- 薄力粉、上白糖も計れる目盛り付き
- 電子レンジOK
- 熱湯、食洗機OK
という点です。
計量カップは水を計ることが多いのですが、すりきり一杯が200mlの計量カップだとボウルやお鍋に運ぶ間に水がこぼれてしまいます。この計量カップなら200ml計ってもカップの上部に余裕があるので水がこぼれません。
薄力粉、上白糖を計れるのはお菓子作りに便利です。マフィン、パンケーキ、クッキー程度しか作らないので、秤で正確に計るよりも、カップで計量して手軽に作っています。
電子レンジOKなのでチョコレートやバターを少しだけ溶かすのにも使えます。
熱湯や食洗機で洗えるので、ドレッシング作りで油を入れてもきれいに洗えます。
これらのことは耐熱ガラスの計量カップでも同じ機能なのですが、割れにくさではプラスチックの方が安心できます。
プラスチック製がガラス製に劣るのは、細かな傷の付きやすさがあります。スプーンで強くかき混ぜると細かな傷が付いて、カップの透明感が損なわれます。
デザイン重視のかわいい計量カップ
プラスチックのオシャレな計量カップ。クリアで計量しやすく、なによりデザインがかわいいです。
ジョゼフジョゼフ 2-in-1 メジャリングジャグ(計量カップ)
大小2つの計量カップが1つに合体したようなデザインで、砂時計みたいにひっくり返すことで50mlまでと550mlまでの計量ができます。
小サイズは10ml単位で計れるので、計量スプーンの代わりにも使えます。
大サイズは2カップ以上計れるのも便利。袋ラーメンの水も一度で計れるわけですね!
後日追加 かわいかった上のデザインは廃盤になったようで、売っているお店の在庫が無くなったら買えなくなりそうです。今は下のデザインになっています。
Joseph Joseph 2in1メジャリングジャグ ラージ (計量カップ)
使いやすさ重視のデザインに改良されましたね!持ち手が付いて、550mlの計量も重さを気にせず使えそうです。袋ラーメンを作るのに便利。
持ち手は滑りにくい素材で、オリーブ油などの計量も安心ですね。油をこぼすとお掃除が大変ですから。
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