ホームベーカリーで失敗しない5つのコツ
ホームベーカリーを使えば、誰でも簡単においしいパンが作れる♪・・・けど思ったよりも美味しくなかった、なんてことはありませんか?パン作りで失敗しないコツは材料や室温にもあるんです。
ホームベーカリーでの失敗談
家庭で焼きたてのパンを楽しめるホームベーカリー。一度使うと市販の食パンには戻れなくなっちゃうくらい美味しいパンが作れます♪
ホームベーカリーを使えば誰でも簡単にパンが作れますが、ちょっとした理由で失敗することもあるんです。
私が実際にした失敗は
- パン羽根を付け忘れる
- 材料を入れ忘れる
です。
パン羽根を付け忘れると材料を混ぜ合わせることができないので、パン生地になりません!羽根の付いていない状態でもホームベーカリーが健気に材料を混ぜようとしていたかと思うと・・・何だか申し訳ない気持ちになります。
材料の入れ忘れは、ずばり、イーストを入れ忘れました。パン作りにイーストは不可欠。イーストが入っていないので、パンは膨らまず、カチコチの物体ができあがりました。
とは言ってもこれらは完全に私のミス。それ以外のちょっとしたことでも失敗する可能性はあります。
パンの膨らみ具合は毎回変わる
いつも通りに計量していても、パンの焼き具合が違うのは
- 温度
- 湿度
- 材料
- 予約時間
が理由です。
ちょっとした条件で形や膨らみ方が変わってしまうんです。焼く度に具合が違うのは、ある意味手作りの醍醐味かもしれませんね。
膨らみが足りない
パンの膨らみが足りないときに考えられる理由は
小麦粉
- 分量が少ない
- たんぱく質12〜15%以外の小麦粉を使っている
- 小麦粉が古い
私が使っているパナソニックのホームベーカリーでは日清のスーパーカメリヤ の使用を推奨しています。
水
- 量が少ない
- 約5°Cの冷水を使っていない
イースト
- 量が少ない
- 賞味期限が切れている
などの理由が考えられます。
膨らみすぎる
パンが膨らみすぎる理由は
小麦粉
- 分量が多すぎる
- パン専用小麦粉を使っている
水
- 量が多すぎる
ドライイースト
- 量が多すぎる
我が家の初代ホームベーカリーは、使っている間にパンがやたら膨らんで焼きあがるようになってしまいました。単にホームベーカリーの寿命が原因だったのか、材料に問題があったのか・・・
材料の鮮度に注意!
パンの膨らみ具合はその日によって異なりますが、その原因には材料の鮮度も関係しています。
古い小麦粉やイースト菌はパンの仕上がりに影響しやすいです。
特にパンを発酵させてふくらませる働きをする酵母。ああ見えても、酵母はなま物なんです。
天然酵母パン種や生種はいかにも生きてそうなイメージがありますが、ドライイーストも生物。魚や肉と同じように保存する必要があります。
ドライイースト | 冷蔵庫保存で、 賞味期限内 |
生種 天然酵母パン種 |
冷蔵庫で 一週間以内 |
ちなみに我が家ではドライイーストを使っていますが、冷凍庫で保存しています。いつも消費期限内に使いきっていますが、冷凍保存なら賞味期限が切れても多少は大丈夫かも?!
パンは気温に繊細
パンつくりには水を使いますが、実はその水の温度が焼き加減に影響するんです。
水温が高いと「過発酵」を起こしてしまうんですって。我が家では水の代わりに牛乳を使っているので気付いていませんでした。
夏場や室温が25°C以上のときは、水を5°Cくらいに冷やしておきましょう。
正確に材料を計ろう
料理はいつも目分量で作っている私が言うのもおかしな話ですが、パン作りでは材料をきちんと計るのが基本。
取扱説明書では「使用するはかりも、1g単位ではかれるもので、正確にはかりましょう。」と書かれています。
0.5g単位で計れるデジタルクッキングスケールを使えば、もっと正確に計れますね!
・・・と言いつつ、我が家では未だにアナログな秤を使っているのですがf(^^;;ちなみに多少分量が前後しても、そんなに大きな失敗になったことはないです。
失敗しないアレンジパン作り
ホームベーカリーを買ったら、アレンジパンにも挑戦してみたいですよね!
基本的には「基本の分量」に入れたい材料を加えるだけ。なんだけど、入れる食材によっては基本材料の分量を変える必要があります。
彩りキレイな野菜入りパン
パンに入れる野菜は、ホームベーカリーに入れる前に少し加工する必要があります。
にんじん | すりおろす |
かぼちゃ | 茹でて、つぶす |
ほうれん草 | 茹でて、みじん切り |
使用する野菜の量は、小麦粉の重さの15〜20%くらいが目安です。
野菜を入れる場合は、水の量を少なめにします。水の量は野菜の重さの80%だけ減らします。
例)水の量が180ccの場合
- ほうれん草:50g
- 水:140ml
水:140mlは規定の180mlから、ほうれん草50gの80%=40gを引いた数値です。
ヘルシーな穀類パン
米粉 や全粒粉 、ライ麦粉などの入った穀類を使ったパンは、素材ならではの素朴な味わいが楽しめます。
使う場合は、小麦粉の重さの約10〜20%。小麦粉の量を、穀類の重さ分だけ減らします。
例)基本の小麦粉使用量が250gの場合
- 全粒粉:30g
- 小麦粉:220g
子供も喜ぶ果汁入りパン
市販のジュースを使えば、手軽に果汁入りのパンを作ることができます。
使うジュースは100%果汁のものを使います。普段使う水を果汁に置き換えた分量を使えばOK☆
具材入りのパン
レーズン、くるみ、ベーコンetc。まんべんなく生地に練りこまれたパンもおいしいですよね。
具材を入れるときは
- かたい材料
- タンパク質分解酵素の働きが強い生の果物
はNG。
食感の硬い材料を使うと、パンケースにキズが付く可能性があります。タンパク質分解酵素の働きが強い生の果物は、パンが膨らまない原因になります。
NG食材
ホームベーカリーで使用するのに適さない食材は
- シリアル
- フルーツグラノーラ
- メープルシュガークランチ
- キウィ
- パイナップル
など。
これらの食材を使う時は生地だけを作って、手作業で成形して焼きあげれば問題ありません。
ホームベーカリーは基本さえ間違えなければ失敗はありません。極端に材料比を変えなければ、味的にも問題ないと思います。
使いこなして、楽しいホームベーカリー生活を楽しみましょう♪
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