豆腐クリームでカロリーオフグラタン
NHKの「あさイチ」で紹介されていた『豆腐クリーム』。名前から予想できるように豆腐を使っているのですが、クリームソースの代替えになるんですって。本当にクリームソースの代替え品になるのか、実際に作ってみました。
豆腐クリームとは
豆腐クリームとは、その名の通り、豆腐を使ったクリームソースのこと。「ヘルシーだけどおいしい」と、最近話題になっているそうです!
私はたまたま見ていたNHKの「あさイチ」でその存在を知りました。さらに後日、別の番組でも紹介されていて興味を持ちました。
豆腐クリームはバターや生クリームを使わないから、カロリーが低いのが魅力!ダイエット目的はもちろん、マクロビを目指す人や乳製品にアレルギーのある方でも食べられるのも魅力です。
グラタンやマヨネーズなどお料理系のものはもちろん、スイーツにも使えるというのも面白いですよね。
豆腐クリームの魅力
- 低カロリー
- 低アレルギー
- 赤ちゃんでも食べられる
- 作り方が簡単
生クリームの代わりとしても使えるので、甘いものが好きな人のダイエットのサポートにも心強いですね!
あさイチの豆腐クリームレシピ
しかし、いくらヘルシーだと言っても、豆腐がクリームソースの代わりになるなんて正直信じられません。でも他の番組でもやっていたし、ネットで検索しても話題になっているのは本当みたいだし。。。
半信半疑で、豆腐クリームを作ってみることにしました。
ネットで検索すると豆腐クリームのレシピはいくつかヒットしましたが、どれがいいのかわかりません。今回は私が豆腐クリームを知るきっかけになった「あさイチ」レシピを使用することにします(謎のNHK信仰)。
あさイチで紹介されたレシピはお料理向き。スイーツ向きの豆腐クリームではないので、スイーツを作る場合はスイーツ用のレシピを参考にした方がいいそうです。
豆腐クリームレシピ
木綿豆腐 | 半丁(150g) |
白みそ | 大さじ1/2 |
牛乳 | 20ml |
塩 | 小さじ1/4 |
にんにく | 1かけ |
あさイチでは木綿豆腐を使っていましたが、家にあったのが絹豆腐だったので絹を使っちゃいました。
ネットの情報によると木綿豆腐だともったり感のあるクリーム、絹豆腐だとなめらかさのあるクリームに仕上がるそうです。料理によって使い分けれるとベストですね!
作り方手順
- 豆腐を電子レンジ(500w)で2分加熱
- キッチンペーパーを敷いたザルにとり、粗熱をとる
- 材料すべてをボウルに入れる。ニンニクは茹でておく
- ハンドブレンダーやフードプロセッサーで2〜3分、かくはんする
- しっとりしたら出来上がり
特に難しい手順はなさそうですね!では早速スタート!
今回使ったのは半丁ずつパックに入っている豆腐です。計量の手間が省けました。(厳密には160g入りなので、レシピより10g多かったです)
豆腐を皿に乗せて、電子レンジで加熱します。
写真ではわかりにくいですが・・・。水分が出て、豆腐の背丈も心なしか縮んだような気がします。
キッチンペーパーを敷いたザルに乗せて、粗熱を取ります。
ここまでは要するに水切り作業ということですね。粗熱をとっている間に、ニンニクを茹でて次の工程の準備します。
家にあったニンニク。
やたらデカイ・・・
ので、包丁で半分に切っちゃいました。
ニンニクを茹でている間に、ボウルに材料を入れていきます。
塩。
白みそ。
我が家では普段白みそは使わないのですが、珍しくありました!白みそを使うのは、赤味噌に比べて甘みがあるからかな?
それにしても一般的なクリームソースには味噌なんて使わないのに、豆腐クリームには使うんですね。ちょっと不思議。豆腐と味噌で原料が同じだからかな?
そして、牛乳を投入!
牛乳と味噌・・・何を作っているのか、自分でも訳がわからなくなります。
続いて、ニンニクを入れます。
フードプロセッサーを使うならそのまま入れて問題ないのですが、我が家にはフードプロセッサーがありません。今回は電動ハンドミキサーを使うつもりで作っています。
なのでそのままニンニクを入れてはいけないと思い、擦りおろすことにしました。
しかし茹でてあるニンニクなので、擦りおろしにくいです!
できるけど、ニンニクがぐにゃっと逃げちゃうんだよね・・・
試しにスプーンで潰してみた。
うん、ラクにできる!
けど、繊維が大きめに残っちゃうなぁ・・・
結局おろし金で頑張りました。小さじ1弱程度の分量になりました。
ボウルに投入!
豆腐の粗熱もとれたと思うので、豆腐も入れます!
気持ち的に、ちょっとちぎって入れました。ハンドミキサーでやるから、少しでも細かくしておく作戦。
ということで、ハンドミキサーの登場です。
多分15年くらい前のものだと思います。
黄色系のハンドミキサーだと思うでしょ?これ、ただの日焼けだからね!本当は白かったよ・・・
古いハンドミキサーだけど、豆腐のように簡単につぶしてくれます!(豆腐です)
30秒くらい混ぜてみました↓
2分くらいやったところ↓
やっぱりハンドミキサーとフードプロセッサーでは仕上がりの滑らかさに差がありそうですね・・・見た目からも豆腐っぽさを感じます。
でももうちょっとハンドミキサー使ってみて・・・
まぁ、こんなところですかね。
本当はハンドミキサーではなく、泡立て器で手動で混ぜる予定でした。しかし腱鞘炎をしてしまっていて・・・腱鞘炎ってつらいものですね(>_<)
お菓子作りで泡だて作業が得意な人なら、泡立て器でやった方がなめらかに仕上がると思います。仕上げだけ手動の泡立て器を使ってもいいかと思います。
豆腐クリームのうまみの出し方
通常のクリームソースの場合、コクを出すためには生クリームやバターを使います。
しかし豆腐クリームは生クリームやバターを使わないのが特徴。かと言って豆腐のみでは味にコクが足りず、クリームソースの代用としては使いにくくなります。
あさイチのレシピではうまみを補うために味噌とニンニクを入れています。別日のあさイチで別のレシピの紹介で使っていた豆腐クリームでは、オリーブオイルを使用していました。
ネットでの検索も合わせて、豆腐クリームにうまみを出す食材としては
- 味噌
- ニンニク
- オリーブオイル
- コンソメ
などがあるみたい。(全部まとめて入れるわけじゃないですよ!)
他にもコクを出すためには
- アボガド
- くるみ
- ごま
などもいいそうです。これらの食材はカロリーは高めですが、ビタミンEなどの栄養が豊富なので、ダイエット時の栄養サポートに適しているそうです。食べ過ぎには注意が必要ですけどねf(^^;;
いろいろ試して、自分にあった豆腐クリームのレシピを見つけたいですね。
豆腐クリームでグラタン作り
豆腐クリームが完成したので、グラタンにしてみようと思います!ちょうどほうれん草も残っていたし、最適料理。
マカロニも残ってたよねー、と取り出したら賞味期限が1ヶ月ばかり過ぎていました・・・。
まぁ、使うけどね!
ほうれん草、ベーコン、マカロニ。具材の準備OK。
豆腐クリームを乗せます。
グラタン皿2つ分と、ちょい小ぶりのお皿1つの合計3つ分。これでもお玉一杯分くらいのクリームが残りました。
とろけるチーズを乗せて、オーブントースターで焼きます。
見た目はきちんとグラタンです!
豆腐クリームから水分が出る
お玉一杯分残った豆腐クリームの使い道に悩んで、オムレツを作って、ホワイトソースとしてかけることにしました。
オムレツを作って、いざクリームをかけようとしたら・・・
水分が出てました。
どうやら豆腐の水切りが不十分だったようです。豆腐クリームを作る時は、豆腐の水切りはできるだけしっかり行った方がいいと思います。
水分の存在は気になりましたが無視して、オムレツの豆腐クリームかけ完成です!
豆腐クリームの味の感想
姉と父にも味見してもらいました。
豆腐クリームグラタン
まずくはないけど、うまくもなく・・・というのが姉と父の感想でした。
豆腐で作っていることを知っていたので、ちょっと味に物足りなさを感じていたようです。チーズも少しケチっちゃったしな。
あと、あさイチ的に隠し味となっていた白みそが多かったみたいで、「みそ味がする」とさんざん言われましたf(^^;味噌は少量でいいかもしれません。
豆腐クリームオムレツ
意外にもこちらの方が好評でした。グラタンでは少し違和感を感じたみそ味が、いいアクセントになったのかも?
グラタンを作っている間に豆腐クリームから水分が出てしまいましたが、そのまま混ぜてかけました。ちょっと水っぽく感じたので、出てきた水分は素直に捨てた方がよさそうですね。
豆腐クリームのバリエーション
実際に食べてみて「本当のクリームソースとは違うけど、それっぽいモノにはなる」ことがわかりました。豆腐だと思っているから豆腐感を感じるだけで、豆腐を使っていることを知らなければ『こんなもんかな?』というぐらいで食べられると思います。
今回作ったのはグラタンとオムレツだけでしたが、クリームソースを使う料理なら基本的に豆腐クリームに置き換えちゃって大丈夫と思います。
- グラタン
- クリームパスタ
といった定番メニューはもちろん、
- マヨネーズ
- キッシュ
- ポテトサラダ
にも応用ができるそうです。挑戦してみたいものです!
でも一番やってみたいのは、やっぱり豆腐クリームスイーツかな。カロリーオフでスイーツが楽しめるのは心強くて、気になります。
★この記事の評価★
★★★★☆