固い、膨らむ、焦げる!クッキー3大失敗をしないコツ
クッキーって手軽に作れそうなお菓子というイメージ。でも実際に作ってみると「やたら固い」「何故か膨らむ」。そして定番の「黒コゲ」・・・!そんな失敗クッキーはもうイヤだ!
クッキー作りって簡単じゃないよね?
昭和生まれの私が小学生の頃見た「はじめてのおかしづくり」系のお料理本は、『初心者はクッキー』という風潮が強く感じられました。
確かにクッキーはサイズも小ぶりだし、型がなくても作れるし、オーブントースターでも焼けるし、特に目新しい材料も使わないし、お菓子作り初心者にも挑戦しやすいとは思う。
思うんだけど、実際に作ってみると結構面倒・・・!
理屈としては「材料を混ぜて、焼く」だけではあるんだけど、失敗のバリエーションも結構多い気がします。
失敗クッキーの3パターン
私が思うに、クッキーで失敗する代表的なのは3パターンかと思います。
- 焦がす
- 固い
- 膨らむ
このうちのコゲは「焼き過ぎ」という目に見えて原因がわかるからまだいいんだよ。
でも固くなったり、膨らむのって何でなの?!
さらば、固すぎるクッキー
私が作るクッキーは何だか固め。
とは言っても無理なく食べられる範囲なんだけど、ネットで検索してみたら「石みたいな固さのクッキーができた!」とか書いてる方も多くて・・・クッキーとせんべいは紙一重なのかしら?
以前にもクッキーが固くなる原因を調べてみたことがあります。
◆クッキーが固い原因は混ぜ方?私が失敗していたクッキー作りのポイント
固くなる原因を踏まえて、挑戦したら以前よりよくなりました。
調べてわかった、クッキーが固くなる原因は
- 混ぜ方
- バターの練り具合
- 生地を冷やす
などがあります。
混ぜ方を変えると生地が変わる
クッキー作りで私が最近注意しているのが、混ぜ方。
今までは「とにかく混ざればいい」と思っていたのだけど、レシピ本に書いてある『切るように混ぜる』を実行するようになったら、固いクッキーから脱出できたような気がします!
クッキーの生地を混ぜる時は、酢飯を混ぜるように!ゴムベラを使って混ぜます。
生地を混ぜすぎると、グルテンが発生して、そのグルテンが原因でクッキーが硬くなってしまうそうですよ。
まだ実行していませんが、「粉を3回に分けて混ぜる」というのも見かけました。大量に作る時は一気に混ぜるよりも、何回かに分けて混ぜる方が確かに作業がしやすそうですね。
バターを練る
私が地味に苦手とする工程が「バターを練る」ことです。
大雑把な性格なものだから材料が混ざればOK!と思っていたのですが、バターをしっかり練ることで空気が入って、クッキーが固くならないそうです。
バターを練るには、まずはバターを室温にすることが重要。室温に戻しておけば、泡立て器の間に入り込んでイライラ!というのが防げるそうですよ。
バターは白っぽく、マヨネーズくらいの固さになるまで練ります。
毎回この作業を手抜きしちゃうから、次回作る時は真面目に練ってみたいと思っています。
生地を冷やす
作ったクッキー生地が完成したら、すぐに焼いていませんか?
はい、私は焼いていました・・・
生地を冷蔵庫で冷やすことで、生地が固くなる原因のグルテンの発生を抑える効果もあるそうです。
私はせっかちなので生地を作った当日にクッキーを焼くのですが、「生地を一晩寝かせる」と書かれたレシピも見かけます。最低でも20分は冷蔵庫に寝かせた方がよさそうです。
膨らみすぎて、天板サイズのクッキーになる失敗
ベーキングパウダーを使っていないのに、何故かクッキーが膨らむ・・・!
私は生地が上方向に膨らむことが多いんだけど、ネットで見ていたら隣のクッキーとくっついた失敗を多く見ました。
むしろくっつきすぎて天板サイズの1枚のビッグクッキーになっているものも・・・。
あ、私もその失敗やったことあるわ!!
クッキーが膨らみすぎる原因
私は縦方向に膨らむことが多いんだけど(ふわっとして、パンみたいな食感になっちゃう)、タマゴが膨らむ原因なのかなと勝手に予想していました。
◆私が魚焼きグリルでクッキーを焼くと膨らむ!原因と対処方法を調べてみました
クッキーが膨らむ原因についても、過去に調べたことがあります。
その時にわかったのは、バターの混ぜ方。
またバターかよ!・・・という気持ちになりましたw
「泡立て器は垂直に、すり混ぜるように混ぜる」と膨らみにくくなるそうです。
温度に注意
バターの混ぜ方が、クッキーが膨らむ原因のひとつとわかったのですが、他にも膨らまないコツがあります。
- オーブンの温度
- 生地の冷やし時間
しっかり生地を冷やすことで、焼いた時に広がるのを防ぐ役割があるそうです。
生地を冷やすことで、グルテンの発生を防ぐだけでなく、生地の膨らみも防ぐことができるのですね!冷やす工程、大事!
そしてオーブンは予熱をしてから焼く!庫内の温度が均等になり、扉をあけても温度が下がりにくくなります。
オーブンを処分してしまったので私は最近は魚焼きグリルでしかお菓子を作れないのですが、予熱を結構おろそかにしちゃうかも・・・
予熱が不十分だと生地が乾燥したり、キレイな焼き色が付かないというデメリットもあるそうなので、膨らみ防止以外のためにも予熱はしっかりやりたいですね。
クッキー焦がすととても哀しい・・・
ネットで一番よく見たのが、クッキーを焦がす失敗。
これはもう、ただのうっかりだとは思うのだけど・・・クッキーを焦がすとこの上なく哀しい気持ちになります・・・(経験済み)
私がよくやる焦がしの失敗は「もうちょっと焼き色付けたい!」と粘ったら、一気に焦げていた・・・というパターンです。深追いしなければよかったと後悔するばかり。
クッキーを焼く時間はレシピにも書かれていますが、それはあくまでも目安。使用するオーブンやクッキーの量によっても焼き時間は変わってきます。
レシピに書かれた時間を参考にしつつも、最初のうちは焼き具合をこまめにチェックする方がいいかと思います。
クッキーを焼く時は5分ほど予熱をします。予熱をすることで庫内の温度が均等になり、オーブンの扉を開けても温度が下がりにくくなります。
私が以前使っていたオーブンはファンが壊れたガスオーブンだったので、特に焼きムラがありました。最新のオーブン事情がわかりませんが、それでも場所によっては焦げやすい場所、焼けにくい場所があると思います。
様子を見て天板の向きを変えたり、クッキーの位置を置き換える方がいいかと思います。
チョコペンでの失敗
私が作るクッキーは見た目は地味なものばかり。
でもプレゼント用だとチョコペンやアラザンなどでデコレートする方も多いですよね。
しかしその最後の仕上げ作業で失敗したら・・・かなしい!
私はチョコペンはほとんど使ったことがないのですが、調べてみたらチョコペンには2タイプあるとのこと。
パイオニア企画 5色チョコペン(速乾タイプ) 天然着色料使用 10g×5本
ひとつは即乾タイプ。
パイオニア企画 チョコペンブラック(ソフトタイプ)10本入り
もうひとつはソフトタイプのものです。
チューブの見た目が変わらないのですが、用途は違います。
速乾性タイプ |
描いた後、固まる 湯せんにかけてやわらくして使う |
ソフトタイプ |
描いた後、固まらない デザートへのデコレーションにはこちら |
私が知っていたチョコペンは速乾性タイプのものだけでした。実際クッキーにデコる場合は、速乾性タイプが向いていると思います。
チョコペンをろくに使ったことのない私ですが、使わない理由のひとつはうまく扱えないからです。苦手だから使わないし、使わないから苦手のままという・・・
簡単に調べてみたところ、速乾性チョコペンを上手に扱うコツは
- 文字を書く時は一気に。文字の間隔は開けない方がキレイに見える
- チョコペンの先を押し付けるように書く
- チョコペンを使わない時は、切り口に爪楊枝をさして湯せんしておく
などがありました。
デコクッキーを作ることは滅多にないけど、このコツを聞いたらチョコペンを使ってみたくなりました!
クッキーを作るのって結構手間だし、その割に見栄えが地味だったりしますが、おいしいお菓子です。失敗しないポイントを押さえて、自分の納得のいくクッキーを作れるようになりたいですよね!
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