ひと手間かけてインスタントコーヒーを美味しくする方法

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本格的なコーヒーを淹れる時間がないときや、手軽にコーヒーを楽しみたいとき、インスタントコーヒーはとても便利ですね。しかしきちんと淹れたコーヒーと比べると、味も香りも物足りないと感じてしまうものです。ひと手間加えることでインスタントコーヒーが美味しく生まれ変わる方法を知っていますか?

おいしいコーヒーの淹れ方

紅茶には「紅茶のゴールデンルール」があるように、コーヒーにも美味しさを引き立てるための淹れ方があります。

美味しいコーヒーを淹れるときも、紅茶のゴールデンルールと似ていますね。違うのは使う湯の温度でしょうか。紅茶に適した温度は沸騰直後の100°C前後ですが、コーヒーの場合は80〜90°Cとされています。水道水を使うとカルキ臭が気になるという方は、一旦沸騰させてカルキ臭を飛ばしてから80°Cまで下げるといいでしょう。

インスタントコーヒーを美味しく!

インスタントコーヒーを淹れるとき、適当な目分量で作っていませんか?料理にも言えることですが、正しい分量を計ることが美味しさへの近道。インスタントコーヒーもパッケージに書かれている分量を基本にして、あとは好みで調整するようにしましょう。

全日本コーヒー協会のインスタントコーヒーのおいしい入れ方を参考にすると、

  1. カップはあらかじめ温めておく。
  2. コーヒー1杯分は140~150ccのお湯に対して、インスタントコーヒーをティースプーン山盛り1杯(約2g)が標準。お好みで味を加減しましょう。
  3. 沸騰したお湯を火からおろし、一旦湯を落ち着かせてからカップに注ぐ。砂糖とミルクはお好みで。

となっています。特に難しいことは書いてありませんが、カップを温めずにそのまま使ったり、湯の温度がぬるかったり・・・手を抜いてしまう部分が多くありますね。インスタントといっても、少しの手間をかけてやることで味が変わります。ひとつひとつの工程を丁寧に実践したいものですね。

気を付けたいお湯の温度

インスタントコーヒーだと特に「溶ければいい」と思っていませんか?インスタントコーヒーを作るとき、お湯の温度が低いと酸味が出て、温度が高いと渋味が出るそうです。

料理温度計:防滴機能付きキッチン温度計TT-533

料理用の温度計を使えば簡単だけど、持っていないと適温を見極めるのは難しいですね。美味しいコーヒーを楽しむために、お湯の温度にも気を付けたいですね。

インスタントコーヒーを美味しくする裏技

全日本コーヒー協会にも記載されていない、インスタントコーヒーを美味しくする裏技たち。簡単に試せるので、試してみてはいかがでしょうか?

少量の湯でねる

湯を一気に注ぐのではなく、先に少量のお湯で溶かしておきます。先に溶かしておくことで、粉が溶け残るのを防ぐことができます。

電子レンジで温める

通常通りインスタントコーヒーを作ったのち電子レンジで温めると、インスタントコーヒーの分子構造が活性化されてまろやかな味になります。

電子レンジを使わず、鍋で軽く沸騰させても同じ効果もあるそうです。

インスタントコーヒーを炒る

粉ではなく粒タイプのインスタントコーヒーでしかできませんが、フッ素加工されたフライパンで弱火でじっくり炒ると、炭火焼コーヒーのような風味に仕上がります。

塩を入れる

塩をひとつまみ入れることで酸味と渋味が増します。手軽にできるのでオススメのウラワザです。

この記事の評価

★★★★☆

  
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