「いしる」って何なの?使い方について調べてみた
父が最近気に入っている調味料「いしる」。独特のクセがあるけど、料理にうまみを出してくれる存在ということはわかるけど・・・「いしる」って一体何なの?
日本三大魚醤の「いしる」
父が最近気に入って使うことの多い「いしる」。
独特の風味があるけど、「いしる」を使うことで確かに料理にうまみを感じます。
しかし、そもそも「いしる」って何なのよ?気になったので調べてみることにします。
「いしる」は石川県能登で作られる魚醤のこと。
魚醤・・・私には魚醤というものすら馴染みがなく、イマイチわかりません。「魚を塩と漬け込み、発酵させたものから出た液体成分」だそうです。
魚醤というと、私はタイのナンプラーくらいしか思い浮かびません。ナンプラーも確かにすごくクセがあるものだったなという記憶があります・・・(クセの強い食べ物が苦手)
ちなみに「いしる」は日本三大魚醤のひとつだそうです。
- 秋田県の「しょっつる」
- 神奈川県の「いかなご醤油」
- 石川県の「いしる」
「しょっつる」は聞いたことあるけど、「いかなご醤油」は初めて聞きました。国内でも知らない調味料はいっぱい存在していますね・・・
いしるの製法
魚醤、と言われても『魚を使ったもの』というイメージしか、私には思い浮かびません。
「いしる」は材料に粗塩をたっぷりまぶし、漬け込む・・・という製法だそうです。シンプルですね。
11月から翌年の3月までの寒い時期に仕込みます。1年以上かけて発酵、熟成させることで完成します。
いしるの原料
いしるに使われる魚は
- スルメイカ
- マイワシ
- ウルメイワシ
- ピンサバ
- アジ
などだそうです。
魚醤って魚のことだと思っていたけど、イカも使われるのですね。
イカの内蔵を原料とする魚醤は能登の特産だそうです。
いしるの使い方
我が家ではいしるは白菜の煮物に使っています。むしろそれ以外に使っているのを見たことがありません・・・
他にどんな使い方があるのか調べてみましたが、汁物、焼物、揚げもの。何にでも使ってOKみたい。雑だな・・・!
和・洋・中、問わずに使えるのも魅力のようですね。
具体的な使用例を見てみたら
- 鍋物
- 味噌汁
- カレーの隠し味
- チャーハン
- ペペロンチーノ
・・・と本当に多種に渡って使えるみたいです。
クセの強い調味料だけど、加熱することで生臭さが飛び、旨味成分のみを残すことができるんですって。それなら使い勝手もよさそうです!
いしるを使うメリット
いしるは旨味があるので、料理の隠し味にピッタリ。
旨味を強く感じることができるので、減塩にも効果があります!いしるを加えることで、塩や醤油を減らすことができるのは健康にもいいですね。
大豆、小麦も使っていないので、食物アレルギー対策にもいいそうですよ。
いしるはちょっとクセのある調味料だけど、上手に使えるようになると料理の幅も広がりそうですね!
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