意外とたくさん!日本全国の醤油の種類
「日本人の海外旅行に味噌と醤油は必須」と言われるくらい、日本人の生活には味噌と醤油は密接しています。味噌は地域によって風味が違うと知っていましたが、実は醤油も地域ごとで味が違うんですよ。
醤油ってどう作られるの?
家庭で料理をする時、醤油がなかったら私は何も作れない気がしています。それくらい醤油は生活と切り離せない存在ですよね。
でもふと思いました。醤油ってどう作られるの?
醤油の材料
- 大豆
- 小麦
- 種麹
使われる材料はシンプルですね。
麹は醤油作りだけでなく、味噌作りにも使われます。発酵食品には欠かせない存在ですね。
醤油の作り方
- 蒸した大豆、炒って砕いた小麦を混ぜ、種麹を加えて更に混ぜる
- 塩水と混ぜあわせて、もろみを作る
- もろみを発酵させる
- 発酵が終わったもろみを布に包んで絞る
う〜ん、工程としてはそんなに難しそうに感じます。でも実際は発酵温度や日にちがかかる大変な作業のようです。
家庭で手作り醤油に挑戦できるセットを見つけました!
セットになっているなら、手作り醤油に挑戦したくなりそう!夏休みの自由研究にも使えそうですね。
濃口醤油?薄口醤油?
TVのしょうゆのCMでも「こいくち」「うすくち」と聞いたことありませんか?
濃口醤油は、醤油の生産量の8割を占めるスタンダードな醤油です。調理はもちろん、卓上での使用にも適しています。
一方薄口醤油は、関西生まれの色の薄い醤油です。色が薄いだけで、塩分量が少ないわけではないそうです。薄口醤油は素材の色や素材を生かした調理に向いています。
煮物を作ったときに味はいいんだけど、見た目が茶色すぎる・・・ということがあります。そういう時は薄口醤油の出番なんですね!
日本各地の醤油の種類
地域によって味噌の味が違うように、醤油も地域に根付いた醤油の味があります。
再仕込み
現在では全国的に作られていますが、元々は山口県が発祥です。
一般的にしょうゆは麹を食塩水で仕込みますが、再仕込みは食塩水の代わりに生醤油で仕込んでいます。醤油を作るのに、醤油で仕込むなんて贅沢な感じですね!
色、味、香りともに濃厚で、「甘露しょうゆ」とも言われます。刺身、寿司、冷奴など、卓上でのつけ・かけ用に向いています。
たまり醤油
主に中部地方で作られる醤油です。愛知県に住む我が家にも常備してあります。
通常しょうゆは大豆と小麦と同量で作られますが、たまり醤油はほとんど大豆で作られます。中部地方に定着している豆味噌を作る過程から生まれたからだそうですよ。
たまり醤油は「刺身たまり」と呼ばれ、寿司や刺身に適しています。卓上で使う以外にも、照り焼きや煮魚、佃煮などの照りを出したい調理に向いていますよ。
白醤油
愛知県碧南で作られる、薄口醤油よりも色の薄い醤油です。
味は淡白ですが、甘みが強いのが特徴。お吸い物や茶碗蒸しなど、料理に色を付けたくない時に使うことが多いです。
醤油の塩分を押さえるコツ
食生活に醤油は欠かせないけど、塩分が気になるという方もいいのでは?
醤油の塩分を控えるコツとして
- ダシ汁で割る
- 酢で割って、二倍酢にする
- レモン・ゆず・かぼすなどの果汁で割る
醤油をそのまま使うのではなく、他の調味料で風味を加えることで使う量を減らすことができます。覚えておきたい裏技ですね!
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