気をつけよう 弁当の食中毒対策
梅雨から夏にかけては、一年で特に食中毒の発生が多い季節。その季節以外でも、学校などに弁当を持参する場合は弁当を冷蔵庫で保管できないことが多いです。その結果、弁当が傷んで、食中毒が起きることも・・・。食中毒が起きにくい、安全な手作りのお弁当を仕上げるポイントをマスターしましょう。
加熱は徹底的に
しっかりと加熱をすることで食品についた細菌を滅菌できます。食材の中心まで加熱をするには、食材を小さめに切るのがポイント。
食材を小さめに切ることで
- 加熱時間の短縮
- 調理時間の短縮
もできます。
電子レンジでの加熱で食中毒は予防できる?
電子レンジを使ったとき、一部分は熱々だけど、反対側は冷たいままだった。。。という経験はありませんか?
今や調理において欠かせない電子レンジですが、実は加熱時にムラがあるんです。電子レンジを使って加熱する時は時間長めにしたり、食品の向きを変えたりして、全体をまんべんなく加熱するようにしましょう。特にお弁当作りでは気を付けたいですね。
食中毒を防ぐ弁当作りのコツ
お弁当を痛めない、食中毒を起こさないための作り方の基本は
- 余分な水気を切る
- 温かいものを冷ます
- おかずは種類別に分ける
の3点にあります。
水分は弁当の敵?
彩り綺麗な生野菜はお弁当の敵。生野菜から出る水分が原因で、弁当が傷みやすくなってしまいます。
もちろん野菜以外でも、煮汁などの水分も弁当にはよくありません。余分な汁気は飛ばして、煮汁などが出やすい煮物などは少し濃いめの味付けにしましょう。肉や魚も塩漬けや味噌漬けにすると、水分があまり出ません。
温かいものは、冷まそう
おかずが温かい状態のまま、弁当箱に詰めた経験はありますか?温かい料理が冷めるとき、湯気が出ます。その湯気が水滴となり、弁当箱内に余分な水分が入ってしまいます。
余分な水分が原因で食中毒が起きる可能性があります。ごはんもおかずも、温かいものはしっかり冷ましてから弁当箱に入れましょう。
おかず同士の接触はNG
うっかりやってしまいがちですが、おかず同士が触れ合うのはNG。おかず同士が直接触れたり煮汁が移ることで、変質や腐敗をして傷みの原因になります。アルミカップなどの仕切りを使って、おかずは一種類ずつ仕切って入れましょう。
シリコン素材のカップやバランは、繰り返し洗って使えるので経済的!色も鮮やかで、お弁当の彩りも綺麗に仕上がります。
食中毒の起こりにくい調味料
昔からの知恵で、梅干しや酢には食中毒を防止する効果があると言われています。梅干しにも酢にも酸味があり、食品の腐敗を遅らせる効果があります。梅干しを使ったおにぎりや、酢を使った炒めものなどは弁当にも使いやすいですね。カラシやわさびにも食中毒を防ぐ効果があります。
酢 | ちらし寿司、炒め物 |
梅干し | おにぎり、チャーハン |
カレー粉 | ピラフ、コロッケ |
醤油 | 佃煮 |
酸味、辛味のある調味料は、食欲の落ちる夏場のメニューにもピッタリです。
夏場のお弁当対策
保冷剤
食中毒が起きやすい梅雨から夏場は、食中毒対策として保冷剤を使用するのがオススメ。お弁当箱の上に乗せることで、ある程度の時間ですが冷たい状態に保つことができます。
GEL-COOま Sサイズ [保冷剤 一体型ランチボックス]
専用の保冷剤がセットになったお弁当箱も販売されています。フタと保冷剤が一体化になっているので、保冷剤がかさばらないのが便利です。
凍らせておいたゼリーを弁当箱の中に入れることで、保冷剤と同じ効果を得ることができます。お弁当を食べる頃にはゼリーも溶けて、デザートとなるので一石二鳥です。
抗菌シート
カラシやわさびの抗菌成分を利用した、お弁当用の抗菌シートも販売されています。抗菌シートは200〜350円辺りの価格で販売されています。
こちらは銀のパワーを使った抗菌シートです。
キャラクターの付いた抗菌シートもあるので、デコ弁をする人にもオススメ。
徹底的な衛生管理と、調理方法への気遣いをすることで食中毒が起きる可能性を減らすことができます。楽しいお弁当タイムを過ごせるように、安全なお弁当を作りたいですね。
★この記事の評価★
★★★☆☆