本当に水出しで緑茶が作れる?冷たい日本茶を作ってみた

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近年健康番組などで聞くようになった「水出し緑茶」。特に気にもしていなかったのですが、暑くなってきたので試してみました。本当にお水で緑茶が作れるの?

水出し緑茶って簡単?

近年「水出し緑茶」という単語を聞くようになりました。

一般的に緑茶、日本茶は、お湯で淹れます。

しかし、それを、水で?できるの??

「冷たい緑茶」というのならわかります。一度お湯で作ってから、冷やせばいいもんね!

ちょうどNHKの「おはよう日本」で水出し緑茶の紹介をしていたので、実際に自分でも挑戦してみました。

水出し緑茶の作り方

調べてみたところ、水出し緑茶の作り方は大きく分けて2パターンありました。

急須で少量作る

お客さんが来た時や、とりあえず必要量だけ作る場合は急須で!

  1. 茶葉を入れる
  2. 水を入れる
  3. 5分ほどで、完成

お湯の代わりに水を使うだけで、いつも通りのお茶の淹れ方ですね。

分量の目安としては

300ml
茶葉 大さじ2

と記載しているサイトがありますが、私的には「お湯で淹れる時よりも、茶葉の量を多めにする」ぐらいでいいかなと、アバウトに思っています。

ポットでたっぷり作る

水出し緑茶をたっぷり飲みたい!という場合は、ポットややかんなどを使えばOK。

その場合、茶葉をお茶パックやだしパックに入れると簡単です。

1.5リットル
茶葉 15g

  1. お茶パックに茶葉を淹れる
  2. ポットなどにお茶パックと水を入れる
  3. 冷蔵庫で30分程度。

冷蔵庫に入れておく時間は、レシピによってマチマチでした。一晩置いておくレシピもありました。使用する茶葉の量や、水の量に合わせて変えるとよさそうですね。

じっくり時間をかけて、お茶を抽出します。

急須で冷たい緑茶を作ってみた

水出し緑茶の作り方がわかったので、早速やってみました。

tyaba

普段より多めの茶葉量にして・・・(わざわざ量っていない)

water

水を入れる。

5分ほどそのままにします。

我が家には実用的な急須しかありませんが、ガラス製の急須を使うと見た目も涼しげです。他のサイトさんの多くがガラスの急須を使っていましたw

5分経過したので、グラスに注いでみます。

5min

全・然・色が出ていない・・・!

時間が短かったのか、茶葉が少なかったのか。とりあえず元に戻して、もう少し時間をおいてみます。

水を入れてから、8分経過。

8min

お、さっきよりは断然いい感じです。

飲んでみました。

甘いです・・・!ビックリ!

渋みもなく、甘みを感じます。ホットで飲む日本茶とは別の飲み物みたいです。

しかし私は日本茶に渋みを求めているところがあるので、渋みがないことに違和感を感じます。

もう少し放置して、水を入れてから10分経過。

10min

写真では違いがあまりわかりませんが、大分濃くなりました。

8分のと味を比べると、味もしっかり感じます。甘みも増しました。

やはり渋みは感じられません。

気まぐれに氷を入れてみました。

ice

氷を入れる前よりも、飲みやすくなりました。単純に、多少冷たい方が飲みやすい気温の日だったのかなとも思いますが。

でもやっぱり渋みは感じられません。日本茶らしい日本茶が飲みたい人には、水出し緑茶はイマイチな気がする。甘いものを食べた後にお茶でスッキリ・・・とはいきません。

逆に「日本茶の渋みが苦手」という人には、冷たい緑茶はいいと思います。

冷たい緑茶のいいところ

本当に水で緑茶が作れることがわかりました。しかし個人的には普通にホットで作る日本茶の渋みが好きだということもわかりました。

あの渋みがいいのに、何故わざわざ水出しで緑茶を作るのが流行っているのか?

それは、どうやら成分にヒミツがあるようです。

温かい緑茶に含まれる成分

日本茶に含まれる成分というと、カテキン・・・ぐらいしか私には浮かびません。

カテキンは緑茶の渋み成分の正体だそうです。ほうほう。

など、「緑茶は体にいいことだらけ!」と書かれていることが多いです。

でも日本茶にはカフェインも入っているから、寝る前には飲みにくいですね。

私的に食べ物の健康効果は『へー、そんな効果があったらうれしいね!』くらいの軽い気持ちしかありません。でも緑茶は日常生活でも摂りやすいものなので、本当に効果があったらいいよね!

冷たい緑茶に含まれる成分

緑茶といえばカテキン!というイメージですが、水出し緑茶だと成分が変わるそうです。ビックリ。

水出し緑茶の場合、カテキンはほとんど出ないのだそうです。

カテキンは緑茶の渋み成分。実際に水出し緑茶を飲んだ時に渋みを感じなかったのは、カテキンが出ていなかったからなのですね。

水出しすることでカテキンが出ませんが、代わりに「テアニン」という成分が出ます。テアニンには脳の興奮を抑える効果があるそうです。リラックスできるので、水出し緑茶を飲むことで睡眠の質が上がると言われています。

「おいおい、日本茶にはカテキンも入っているんだろ?寝られないじゃん」と思いますが、水出しにすることでカフェインも抽出されなくなるそうです。緑茶ってお湯で作るか、お水で作るかで、成分が別物になるんですね・・・不思議です。

日本茶っていいよね

私的なイメージで緑茶をまとめると

ホット

渋みで、すっきり感

カフェインで眠気覚まし

コールド

甘みで誰でも飲みやすい

カフェインレスで寝る前にもOK

という感じです。

味で言うと、自分は渋みのあるホットが好きですが、子供には水出し緑茶の方が飲みやすそう。

あと、水出し緑茶はカフェインがないから妊婦さんにもOKなんだって!本当に誰でも飲みやすい飲み物という感じですね。

味の好みはもちろん、お茶を飲む時間帯や体調によってホット/コールドを使い分けると、緑茶の楽しみの幅が広がりそうです。日本茶の奥深さを感じました。

この記事の評価

★★★☆☆

  
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