野菜ロスを出さないポイント
野菜を調理するとき、必ず野菜クズが出ます。トマトなどのヘタの部分や、かぼちゃの種などは再利用は難しいですが、人参の葉やほうれん草の根などは調理次第で食べることができます。野菜を無駄なく使うことで食費の節約だけでなく、ゴミを減らしてエコに繋げることもできるんです。
野菜を無駄なく食べる
天ぷら
大根や蕪などの根菜は葉っぱから根っこまで、捨てるところをなしに使うことができます。しかし、同じ根菜でも人参の葉は捨ててしまう人が多いそうです。
人参の葉もひと手間加えることで、捨てずに食べることができます。捨ててしまいがちな人参の葉は、天ぷらにすると食べやすいです。天ぷらにすると食材に加熱されると共に、衣のサクサクした食感も得られます。しいたけの軸の部分も通常ではそのまま捨ててしまうことが多いですが、細かく割いてかき揚げの中に加えると食べられます。ほうれん草や小松菜などの葉物野菜の根っこの部分は食べにくいですが、天ぷらにすることで食べられます。
スープ
天ぷらにするにも難しい野菜くずは、スープのだしに使えます。繊維が多く、固くて食べにくいキャベツの外側や、型抜きをした人参などはスープに適しています。
野菜のだしを取るには大きめの鍋に水を、くず野菜を入れて煮込むだけ。火にかけておかなければならないので、暑い夏場には不向きだと思います。冬場に鍋を上に置けるストーブがあるなら、コンロを使わず煮込むことができます。
野菜のだしはラーメンのスープなどに加えることで、風味がよくなります。
残り野菜を再利用
育てる
カイワレ大根やみつばなど、スポンジに根がついた状態で販売されている野菜があります。根を食べることはできませんが、残ったスポンジ部分を水に浸しておくことで芽が育ちます。2〜3日に一度水を取り替えるだけでいいので、簡単に育てることができます。
芽が出てきてしまったジャガイモも、適当なサイズにカットして水に付けておくと芽の部分が成長していきます。しかしジャガイモの場合は、土に植え替えてから育つまでには時間がかかります。
育てた野菜はもちろん食べることができます。子供のいる家庭なら、観察日記をつけるのも楽しいかもしれませんね。
掃除に使う
大根、人参などの根菜の葉に近い部分は、魚のウロコ取りに使うことができます。うろこ取り専用の道具もありますが、野菜には水分があるのでウロコの飛び散りがありません。
レモンやオレンジなどの柑橘類の皮も掃除に使うことができます。柑橘類の皮には油を分解する作用があるのです。シンクをこすったり、クレヨンなどの落書きを消すこともできます。
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